アメリカ工場建設に特化している、アメリカゼネコン、エンジニアリング会社のGrayです。
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Gray建設CEOのインタビュー記事がNew York Times誌にて掲載

2010/12/27

Gray建設のCEOであるJim Gray(ジム・グレイ)は今年11月のレキシントン市長選で当選し、それに伴い来年1月に市長に就任します。同じようにビジネスマンとしての実績・経験を期待されて市長になったことで有名なニューヨーク市のBloomerg(ブルームバーク)市長とJim Grayの会談がNew York Times 誌で取り上げられました。同誌によるインタビューの中で、Gray建設としての日系プロジェクトに対する思いが語られていますので、ここでご紹介したいと思います。

--------------- New York Times 誌の記事(一部)---------------
Jim Grayは、父の急死に伴い、設立して間もないグレイ建設の運営を兄のHoward Gray(ハワード・グレイ)と共に1972年に引き継ぎました。当時は年間売上が約$1MMの小さな建設会社でしたが、Gray兄弟がその時に着目したのは日本企業米国進出でした。現在は米国内に日系企業製造工場は2000以上存在しますが、当時は僅かな数の工場が存在しました。

Gray兄弟は日本企業を積極的に訪問し、自分たちの会社を売り込み、それが評価され少しづつ日系プロジェクト受注件数が増えて行きました。彼らは日系企業を訪問した際に学んだことを米国に持ち帰り、自分たちの会社で色々とトライしてみました。その中で代表的なのが、日本の会社に習い、事務所内の間仕切りを全て取り払ったことです。これにより社内のコミュニケーションは改善され、社員全員が会社が今どのような状況にあるのかが把握できるようになりました。

また、日本を含む海外企業建設プロジェクトを取り込むためには、「これがアメリカのやり方だ」という説明では相手は納得してくれないことを理解し、言語は違えど相手の気持ちが分かるまで先ずはとことん相手の意見を聞く必要があることを社内で徹底しました。

その後、1980年代半ばにトヨタ自動車が単独で米国進出を決定した際に、グレイ建設の本社の位置する米国ケンタッキー州新工場建設地に選びました。トヨタ自動車プロジェクトでは、殆どの建設工事米国大手建設会社受注した中で、ペイントショップの工場建設工事に当時は未だ地方ゼネコンであったGray建設が抜擢されました。このプロジェクトで成功を収め、日系プロジェクト受注の本格的な飛躍に繋がりました。


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現在、Gray建設の全体売上の約2割は日系プロジェクトが占め、約5割は日本を含む海外企業プロジェクトが占めるに至るまでになりました。Gray建設が現在までに290件以上の日本企業プロジェクトを手掛けてこれたのは、会社全体が日系プロジェクトの重要性を理解しているからです。今後、我々は日系プロジェクト受注件数が300件を超えるという大きな節目を迎えますが、当初の理念を忘れることなく更に次の100件、200件を目指して活動して参ります。

グレイ建設ニュースインタビュー記事の全文(Gray建設英語版ウェブサイト)

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