2009/09/17
ドイツ総合電機メーカーであるシーメンス (Siemens) の戦略的な拠点となる、風力発電装置製造工場の起工式が、アメリカカンザス州のハッチンソンで行われました。
このアメリカでの製造工場は、風力発電装置の心臓部であるナセル (Nacelle) つまり発電機、ギアボックス、駆動装置ならびにコントロール機能を搭載する基幹部品の組立工場であり今後、巨大市場になると期待されているアメリカにおける新しい本拠地となります。
オバマ大統領の環境政策を受けて注目の風力発電において、業界の主力メーカーであるシーメンスの本拠地となるこの工場の立地をめぐっては、各州が熾烈な争いを行いましたが最終的には、風力発電の中心地となりつつあるアメリカカンザス州に落ち着きました。その関心度の高さから、起工式には Mark Parkinson 州知事をはじめとして、地元の要人が多数参加し盛大に行われました。
グレイ建設は、このプロジェクトを環境関連施設分野を発展させるための重要なマイルストーンとして捕らえ、特に設計面で "Green Building" での実績を強調して受注につなげることが出来ました。300,000s.f. の工場は、2010年の12月に第1号機のナセルを出荷すべく、10月完成を目指して進むことになります。工事が始まるまでの数ヶ月間、グレイ建設の設計スタッフは "Enviromentally - Friendly" 施設の追求に、最大限の知恵を出し奮闘を続けております。
客先のシーメンスならびにカンザス州の関心は当然のことながら、グレイ建設社内においてもこのプロジェクト出来上がりに社内の関心が高まっております。
シーメンスの風力発電分野に関しては、以下のWeb Siteを参照ください。
Siemens Wind Power - Proven Technology