2009/03/27
昨年10月に起工式を行った、AHK の拡張工事が6ヶ月の超短工期で完了した。
非常に短期の建設工事が成功した理由は、Phase I で培った両社の信頼関係をベースに、最終金額が決まる前に、オープンブック方式にて設計ならびに引き合いを進め、確定したものから順次進めていく方式を採用したことによる。
設計が固まったものから発注を掛けていく方法に加え、タイミング的にも経済危機に直面したころからのサブコントラクト発注と相まって、グレイ建設からの追加は全く発生せず、当初計上した予算金額以下で納まり、工期ならびに品質も満足頂ける結果になった。
特に、Phase I での結果を踏まえて行った検討会から、今回の工事では埋設電線管を多用し、露出ケーブルトレイが皆無の非常にすっきりしたプラントが出来上がった。
4月以降は追加で受注した、製造設備の据付と、それに関係するユーティリティ設備の建設工事を継続しており、完成した設備から順次試運転を行う計画である。
今後は、建屋のみではなく製造設備を含めた工場一括請負をグレイ建設は広げていく所存である。